本日は、花園会という会合がございました。
近隣の同宗派の寺院様と各寺院の總代様方が集まり、
会の活動内容や会計報告など協議が行われました。
会議の前には、本堂で読経と坐禅をし、その後に法話を頂きました。
布教師に九州東教区龍松寺住職、武久寛海師をお迎えし、「行ずる」という演題で法話を頂きました。
その法話の中で、師が紹介された詩がとても印象に残ったのでここでご紹介させていただきます。
花は枝によって支えられ
枝は幹によって支えられ
幹は根によって支えられている
土にかくれる根は見えない
外からは何も見えない
咲いた花を見て喜ぶならば
育てた根もとの恩を知れ
という詩であります。
今の自分を「花」とするならば、その自分を支えてくれた「枝」や「根」は家族であり、御先祖様であるといえます。
根があり幹があり枝があり花がある。今ある自分に感謝をし、報恩の行を積みましょう。
明日は彼岸のお中日。ご先祖様に感謝するにはこの上ない日です。
皆様にとって良い一日となります様 合掌
2012年08月20日
深呼吸
さて、お寺にとって一年で最も忙しい「お盆」が過ぎて行きました。
お盆休みが終わり、日常に戻られた頃かと思います。
今年のお盆はいかがお過ごしでしたか?
私はと言いますと、13日から15日までお盆の棚経(お参り)や精霊送りと忙しなくしておりました。やっと終えたと思った16日。子供たちにせがまれ、奥さんの実家近く、京都府宮津市の燈籠流し花火大会を見に行くことに…。 お盆の片付けを済ませて、一路 車で三時間半。。。
宮津市の花火会場近辺は海や山に囲まれた自然豊かな場所です。到着したのは辺りが真っ暗になってから。花火もちょうど始まった頃合いでした。海にほど近い所から見ることができました。
正直、子供達より私の方が感動した気がします。
なんとも幻想的で非日常的な光景。海に浮かぶいくつもの燈籠。赤や白の灯火が波に揺られてゆっくり静かに沖へと流れていきます。その上を色とりどり、大小様々な花火が打ち上げられます。
静と動、華やかさと侘しさ、今を生かされている自分と燈籠に込めた思い。
さまざまなコントラストがなんともノスタルジックな光景に見えました。
私はお盆はご先祖様に感謝し、今の自分を省みて、また日々を歩みだしていく、いわば「心の深呼吸」をする時節だと思っています。
今年のお盆はしっかりと「深呼吸」ができました。
ご先祖様とこの機会をくれた家族に感謝。
*折角の景色にカメラを忘れ、携帯でチャレンジするもブレブレ。
機会があれば来年は画像をアップしたいと思います。
posted by 總見院 at 10:21| 日記
2012年07月24日
サッパリ!!
梅雨が明け、日増しに気温も上がってきて、いよいよ「夏」が来たなぁと思う今日この頃。
夏が近づけば、「お盆」も近づくということ。
気持ちよくお盆のお参りをして頂けるように、境内の薪垣をサッパリさせます。

庭師さんのようにはいかないものの、
素人にしてはまずまずの出来…。と自分を納得させます。
熱中症には気を付けて、水分をしっかりとります。
今日は自家製のハチミツ梅ジュース。

總見院で採れた梅を、これまた總見院で採れたハチミツで漬けたものを
冷たい水で割ったものです。
のども身体もサッパリ。暑い日の外仕事には最適です。
いつの間にか蝉の声も大きく聞こえるようになってきました。
土の中から出てきたばかりのセミを子供が見つけました。
セミも土の中から出てきて…サッパリかな?

暑さ厳しき折、御身体ご自愛くださいますよう。
posted by 總見院 at 22:14| 日記